被災68年2022年3・1ビキニデー集会②第1部来賓挨拶(アレクサンダー氏他)、主催者報告、パネル討論他

被災68年2022年3・1ビキニデー集会
《第1部》続き
  
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総合司会
左:柳 美恵子(全国生協労働組合連合会)
右:川村 好伸(全国労働組合総連合)

主催者挨拶 
石原 洋輔(静岡県原水爆被害者の会 会長/静岡県実行委員会)
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生後5カ月で被爆しました。
第五福竜丸の大西さんが死亡、生きているのは2名になりました。


来賓挨拶
1.アレクサンダー・クメント大使 オーストリア/第1回締約国会議議長
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核兵器禁止条約は、50か国の批准を得て、2021年1月22日に発効しました。
人類史上初めて、核兵器がもたらす壊滅的人道的影響と、核抑止力に基づく集団行動に伴う重大な危険を明示的な根拠として、核兵器を禁止する国際法が誕生したのです。

核兵器の保有や核抑止力による安全と安定という誤った神話に関連して、数多くのリスクがあります。
現在のように地政学的緊張が高まっている状況下で懸念される核のエスカレートや紛争のリスクだけではありません。
技術的あるいは人間的ミスで起きる誤算や事故のリスクもあります。
人口知能AIなどの新技術、極超音速兵器、核システムのサイバー攻撃に対する脆弱性などが、これらのリスクを悪化させます。

この条約に加盟する国が1つ増えるたびに、核兵器はもはや合法ではないという国際的な認識が強まります。

核兵器禁止条約第1回締約国会議は延期されましたが、この会議は核兵器の人道的結末とリスクについて、条約が発する強いメッセージをさらに強化する重要な機会です。

国連事務総長は全ての国の参加を招請しています。
核兵器禁止条約締約国は、条約を支持していない国の参加も歓迎します。

締約国会議の公式日程は3日間です。
その前日、オーストリアは核兵器の人道的結末とリスクをテーマに会議を主催します。
多くの皆さんとウィーンでお会いするのを楽しみにしています。


2.中野 弘道(焼津市長)
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焼津市では、毎年「6.30市民集会」を行ってきました。
令和3年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止となりましたが、「誓いの碑」を建立しました。

3.濱住 治郎(日本原水爆被害者団体協議会事務局次長)
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母親や女性を中心として運動は始まりました。
報道規制もあり、被爆者は見捨てられた10年でした。
核兵器は絶滅だけを目的とした狂気の兵器。絶対悪の兵器。
条約に批准しないことはまた見捨てるのかと怒りを感じざるを得ません。



主催者報告 千坂 純(原水爆禁止世界大会実行委員会共同代表)
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ロシアによるウクライナ侵略に、強く抗議したいと思います。
核兵器の威嚇を背景に無法な侵略を強行し、無辜の人命を奪う。
これは平和への人類の努力に逆行する許しがたい蛮行です。
「ただちにウクライナ侵略をやめよ」と断固として要求します。

68年前の米政府によるビキニ水爆実験被害の実相は、核兵器を一刻も早く実現すべきことを、私たちに教えています。
①核兵器が文字通り人類絶滅をもたらす狂気の非人道的兵器。
②非人道的な核兵器の開発が、その実相を隠蔽し、徹底した非人道的なやり方で進められてきた。

一連の水爆実験によって1423隻もの漁船が被害を受けたことが、
実験から60年を経て厚労省や水産省が公開した資料によって明らかになりました。
政府が被災漁船の汚染状況などを調査しておきながらその結果を隠蔽し、
米政府と「大規模な戦犯の解放と仮釈放」を取引材料に「政治決着」して、
2000万ドルの経済的損失の補填で事を済ませ、被災漁民が放置され続けてきたことです。

③68年前のビキニ被災事件は、核兵器禁止条約を生み出すまでに発展した今日の運動の源流となりました。

核兵器禁止条約が発効して1年。
調印国は86、批准国は59になりました。
核兵器禁止条約を支持し参加を求める声も、核保有国や核依存国での世論調査で6割から8割に達しています。
この世論を背景に、ノルウェーやドイツの第1回締約国会議へのオブザーバー参加が決定されました。

ことし、1月3日、核保有5大国が共同声明を発表し、
「核戦争に勝者はなく、けっして戦ってはならないことを断言」し、
NPT(核不拡散条約)第6条の義務へのコミットメントを表明したのは、
こうした世界の世論に追い込まれたからにほかなりません。

この中で岸田政権が、核兵器禁止条約に背を向け続けるだけでなく、
米国に対し核兵器使用態勢の「強靭化」を求め、
これまで憲法9条の下で持てないとされてきた「敵基地攻撃能力」を保有することを
国家の方針として目指し、そのための大軍拡を推し進めていることは重大です。




《第2部》
文化企画 ラテンジャズ ピアノ(小島太郎)&フルート(茅原里佳子)の演奏
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「この素晴らしき世界」
ルイアームソトロングがこの曲を歌った頃はベトナム戦争の時代でした。
晩年のルイアームストロングは
花や木々や子供たちが育っている。
そしてみんな平和に暮らしている。それでいいじゃないか。
こんな素晴らしい世界、
そう言って歌いました。
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「オン・ザ・サニーサイド・オブ・ストリート」
そういう時でも、お金がなくても街角に出ようよ。
そこでは楽しいときが待っているよ。
と人々を励ましました。
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「ワルシャワ」作曲・小嶋太郎
この曲は演奏者小嶋太郎氏が作曲した曲で「ワルシャワ」というタイトルです。
ポーランドはショパンを生んだ美しい国。
しかし、地政学的にポーランドというのは大きな国の侵略をたびたび受けてきました。
世界大戦の時は、アウシュビッツの悲劇。
そしてワルシャワは焼け野原になってしまいました。
小嶋さんは数年前にポーランドを旅し、この曲を書きました。
いま、ポーランドは復興してとても美しい国になっています。
そうです。どんなことも復興できるのです。乗り越えられます。
そう小嶋さんは語っています。
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「イマジン」
私たちの演奏の最後は、ジョンレノンのイマジンです。
ジョンレノンは平和な世界を描いてこの曲を書きました。



証言(パネル討論)
「広島、長崎、ビキニの被災と現在、被災者の救済」

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コーディネーター
宮澤 洋子(全日本民医連)
平野 恵美子(新日本婦人の会)
<第1部>
パネリスト
野口 邦和(原水爆禁止世界大会実行委員会運営委員会共同代表)
「太平洋の水爆実験被害の全体像と今日的な課題」
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水爆実験被害の全体像は残念ながらよく分かりません。
ビキニ被災事件でさえ、全容解明に程遠い状況にあります。
核実験をおこなった当事者であり、核実験に関する多くのデータを持っているアメリカが積極的に全容を解明する気がないからです。

今年1月発行の『核実験被ばく者の真実』(新日本出版社)によれば、
ビキニ被災船の総数が1423隻、当時の漁獲物廃棄基準である魚体表面から10cmの距離で毎分100カウント以上の放射能が検出された漁船は992隻であることを政府が明らかにしたのは、実にビキニ被災事件から61年後の2015年のことでした。

国益の保護のために核兵器開発をおこなうということは、核兵器開発は最優先事項であり、最高度の軍事機密の下で進められることになります。
そうするとどうなるか。
1.被害の隠蔽・放置。
2.人権侵害・人命軽視。
3.被害の程度・範囲が不明。
4.被害者・犠牲者の多くは先住民族、社会的弱者、核保有国に従属する国(地域)の住民。
5.深刻な放射能汚染や有害化学物質による汚染、環境破壊。
核実験を含む核兵器開発に伴う被害は、人種的偏見・差別、核兵器の非人道性を告発しています。



黒い雨訴訟報告
弁護士 竹森雅泰(黒い雨訴訟弁護団事務局長)
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国は、1976年、宇田地域のうち強雨域を健康診断特例措置の対象としました。
をのため、同じように黒い雨に遭っていても、小雨域にいたものは、援護対象から外されることになりました。
また、黒い雨は宇多雨域よりもはるかに広い区域で降っていました。
黒い雨被爆者は、司法によって是正するしかないとして、2015年11月、広島地裁に提訴することになりました。

2020年7月29日、広島地裁は原告ら84名全員について被爆者健康手帳の交付を命じる判決を言い渡し、
翌2021年7月14日、広島高裁は国らの控訴を退け、黒い雨被爆者を被爆者と認めました。
さらに、広島高裁判決は、たとえ黒い雨に打たれていなくても、内部被ばくによる健康被害を受ける可能性があるものであったから、
「原爆の放射能により、健康被害が生ずることを否定することができないものであった」と判示し、
区域外の黒い雨被爆者も被爆者援護法上の被爆者と認められるとしました。



2022年3・1ビキニデーにあたって
 長崎の被爆体験者 山本誠一
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1945年8月9日、当時、私は10歳で爆心地から約8.5キロの長崎県茂木の自宅前で近所の友人と遊んでいました。
B29の爆音が聞こえ、見上げたら山頂に落下傘が見え、その落下傘が山陰に隠れた瞬間、足下が大きくゆれ、一面閃光に覆われ、吹き飛ばされました。
いっしょに遊んでいた友人は、その後下痢が続き60日後、死亡しました。
原爆の後、辛うじて生き残った多くの人々は原爆後障害に苦しみました。
しかし、原爆投下から12年余、原爆被害の実態は隠ぺいされ、被害者は放置されました。
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「生きているうちに被爆者と認めてほしい」との住民の訴えに応え、
長崎県・市は1999年から2000年にかけて被爆未指定地域住民の被ばく証言調査を実施し、
調査結果を国に届け、「聞いてください!私たちの心のいたで」をすべての政党と国会議員に届けました。
証言調査は、原爆投下から6カ月の間にあらわれた症状として
「下痢」「歯茎出血」「紫斑」「脱毛」
など住民の約4割が内部被ばくを受けていたことが明らかになりました。

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被爆体験者支援事業は、深刻ながんは公費負担の対象外で、しかも県外に転出したら、「医療受給証」は使えなくなります
また、3か月に1回精神科受診がない場合、治癒と見なされ、「医療受給証」は再交付されないなど被爆者援護とはほど遠い精度です。
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朝鮮被害者の現状と支援ー未解決の課題
 イ・ジュヨン (韓国・平和と統一を拓く人々(SPARK)/原爆投下を裁く市民法廷研究チーム)

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日本政府は、朝鮮人原発被害者を無視し、被爆者援護法から排除し、差別してきました。
韓国の原爆被害者の権利救済のためのたたかいは、1970年から始まった差別を克服するための個人訴訟を集団的に支援することが中心でした。
こうした、努力の結果、韓国の原爆被害者が日本の被爆者と同じ医療支援を受けられるようになったのは、やっと2016年になってからです。

米国の責任を問うとりくみは、2015年、第9回NPT再検討会議での韓国人被爆者の訴えから始まりました。
韓国人被爆者のシム・ジンテさんと2世の父親であるキム・ボンデさんは、世界各国の平和代表に対して、
「核兵器を落としたアメリカ政府の責任を追及する努力が必要だ」と強調しました。

SPARKは、被爆者らとともに、米国の裁判所に訴訟を起こす可能性を検討しましたが、米国法や国際法における主権免除や賠償義務免責条項など、現実的な障壁に直面することになりました。
2025年から26年にかけて市民法廷の開催を目指していますが、その間に韓国で少なくとも1回の学術会議、日本と米国で2~3回の国際フォーラムを開催する予定です。



<第2部>
ビキニ核被災船員の救済を求めて
 橋元 陽一(太平洋核被災支援センター副代表)
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第五福竜丸以外のマグロ船や貨物船のビキニ水爆実験による核被災の真相が、国内外で知られていません。
国は70年近く、被災した船員の健康調査や救済措置など、何もしてきていません。
まさに国家による人権侵害事件であり、人道上もう許せません。

高知では2016年2月に11名の元船員と遺族が当時操業中の被災だとして、全国健康保険協会船員保険部に労災申請の手続きをすすめました。
続いて5月に、マグロ船21隻の元乗組員と遺族43名が原告団となり、国家賠償を求めて提訴しました。

高知地裁・高松高裁は
「国は意図して隠し続けた事実はない」「損害賠償請求権は20年の除籍期間を過ぎている」
として、原告の訴えを退けました。
しかし判決の中で、第五福竜丸以外の漁船員42名がビキニで被災した事実をを司法として認めました
さらに判決は救済の道を示唆する、歴史的な内容を含んでいました。
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イヴァナ・ニコリック・ヒューズ 
(コロンビア大学上級講師・核研究センター/k=1プロジェクト責任者)

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コロンビア大学核研究センターのK=1プロジェクトは、現在のマーシャル諸島の放射線学的な状況を確認する活動にとりくんでいます。
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私たちはこれまでに3回、船でマーシャル諸島北部に行き、
ビキニ、エニウェトク、ロンゲラップ、ウトリックの4環礁を訪れ、様々な測定をおこなってきました。
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2019年発表の論文の1つでは、バックグラウンド・ガンマ線および同位体の土壌濃度測定をおこないました。
バックグラウンド・ガンマ放射線とは、ある地域をふつうに歩き回って暴露する環境放射線のことです。
この値を北部の環礁と、南部のマジュロで比較しています。
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これは、マーベリック・アベラがウトリックで子どもと遊んでいるところです。
マーベリックはこの論文の第一著者で、プロジェクトで重要な役割を果たしました。
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このスケールは、低い値を薄い紫色で、高い値を黄色、オレンジ、赤で示しています。
エニウェトクとウトリックでの外部ガンマ線は相対的に低いものでした。
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しかし、ビキニ環礁、特にビキニ島中心部、およびロンゲラップ環礁、特にナエン島では、高い値になっています。
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これは、クリスチーナ・ヒルが土壌を集めている写真です。
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グラフは、3つの環礁(ビキニ、エニウェトク、ロンゲラップ)で採取した土壌サンプルに含まれていた4つの同位体、
アメリシウム(Am)241、セシウム(Cs)137,プルトニウム(Pu)238,プルトニウム239,240の濃度です。
ロンゲラップのナエン島では、プルトニウム238の濃度が予想を大きく上回ってい明日。
これは、核廃棄物がナエン島に持ち込まれた可能性を示唆しており、これらの発見はさらなる調査の必要性を示しています。
同位体の最大濃度が測定されたのは、エニウェトク環礁のルニット島です。

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ルニット島には、ルニット・ドームがあり、1978年から1980年までおこなわれた核実験の汚染除去の廃棄物が貯蔵されています。
ドームの安全性が気候変動による海面上昇や台風の高波に脅かされています
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私たちはヤシの実その他、マーシャル人の主食の植物のセシウム137濃度測定をおこないました。
これは、ヤシの実のスペクトルです。
セシウム137汚染がある果実は、スペクトルの中心にピークが現れ、
ウトリックのヤシの実のように測定可能なセシウム137がでない果実では中央のピークがでないので、
両者をはっきりと判別することができます。
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さらに、世界各国の食品中のセシウム137濃度の許容レベル調査をおこないました。
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測定した濃度を色で表示しました。
黄色は日本の許容濃度超え、オレンジはEUの許容濃度を超え、赤はアメリカの許容濃度を上回ります。
ビキニのヤシの実の大部分は食品中のセシウム137の許容濃度を超え、いくつかは米国食品医薬品局の許容量の12倍でした。

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2019年に発表した3つ目の論文では、海底に堆積しているさまざまな同位体の濃度を調べました。
これでわかるのは、5つの同位体全ての濃度が高くなっていることです。
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これはビキニ島に生えているヤシの木です。
私たちの集めたデータは、ビキニ島民は、帰還することはできないことを明確に示しています。
外部ガンマ線量、および食品にふくまれるセシウム137濃度は、人間が島に住み続けるには高すぎます
特に子どもと妊婦についてはそれが言えます。

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ブラボー実験について、アメリカは現在までに2つの主張をしています。
(1)実験の爆発力は予定より大きかった(想定した爆発力の範囲は4~8メガトン)
(2)風向きが予期せずに変わり、そのため付近の島民を「死の灰」に暴露させた。
これら2つの主張が真実ではないことを示唆する証拠があります。
米国のエネルギー省の機密解除された文書です。
数字で表記された爆発力は消されています。
しかし、これを消した人間は、他に2か所、予想爆発力が数字ではなく英語で書かれているのに気づかなかったのです。
ここでは、20メガトン、こちらには12メガトンと書かれています。
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この仕事は、歴史の間違いを糺すのに役立つことだと考えます。
それだけでなく、核兵器や今後開発される新技術の危険性から教訓を学ぶことでもあります。


◇「ビキニ被災68年2022年3・1ビキニデー集会アピール」の採択
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参加者は942名でした。



感想
 アレクサンダー・クメント氏は数多くのリスクは、緊張下の核競争や紛争だけでなく、人為ミスや事故のリスクもあるとおっしゃられました。米軍の核兵器が仮に日本に持ち込まれていた場合、今後必ず起こるであろう巨大地震にどのような被害がでるか、非常に心配です。
また、コロナ禍で延期された第1回締約国会議について、「メッセージを強化する重要な機会」という前向きな捉え方が素晴らしいと感じました。

 主催者報告ではビキニ環礁の水爆実験で実は1423隻もの漁船が被害が受けたことが分かりました。
資料公開が60年を経てやっと明らかになったのは問題だと思います。
核実験被害者の掘り起こし活動を続けてきた方々の努力がなければ、さらに隠蔽されていたのだろうと思いました。
岸田首相が核兵器禁止条約に背を向けるだけでなく「敵基地攻撃能力」を保有することを国家方針としてめざすのは、非常に憤りを感じます。

 黒い雨訴訟では、区域外の黒い雨被爆者も被爆者援護法上の被爆者と認められるとされ、遅すぎたとはいえ、運動の成果が出たことを嬉しく思いました。

コロンビア大学のイヴァナ・ニコリック・ヒューズ氏は、マーシャル諸島での核実験の放射線学的な影響の調査結果を発表してくださいました。
ロンゲラップ島では実験での放射性降下物だけではなく、核廃棄物に関連付けられるプルトニウム238の濃度が大きく、核のゴミ捨て場にされているのでは?と不安になります。
最大濃度が測定されたのはルニット島です。
核実験の汚染除去の廃棄物が貯蔵されているルニット・ドームの安全性が、気候変動による海面上昇や台風の高波に脅かされています。
気候変動への対応は、早急の一番の課題だと思っています。
戦争なんかしている場合ではありません。
武器にお金を投じても、地球が病んでしまえば、人間は幸せな生活を送ることは出来ません。
気候変動を止め、戦争を止めさせることで、何か私に出来ることはないかと切に思っています。
ビキニのヤシの実の大部分は食品中のセシウム137の許容濃度を超え、いくつかは米国食品医薬品局の許容量の12倍だったそうです。
イヴァナ・ニコリック・ヒューズ氏は、「私たちの集めたデータは、ビキニ島民が、帰島できないことを明確に示しています。」
と述べられています。
さらに彼女は、ブラボー実験の政府のウソも証拠を示して、歴史の誤りを正し、それを未来の危険に役立てようとされています。
自国の政府を追及していく、それは、より良い未来のために、必要なことだと痛感しました。





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