ヤマザキマザック美術館 所蔵品展

2020年7月5日(日)
コロナ禍で随分長い間美術館に行っておらず、美術館ロス状態に陥っていました。
お天気に左右されず、今開催されている美術展を地元で探したところ、
新栄のヤマザキマザック美術館が目にとまりました。

企画展は中止され、所蔵品展のみでしたが、音声ガイド無料サービスもあり、
十分堪能することができました。

写真撮影も、禁止マークがあるもの以外は大丈夫だったので、
バシャバシャと撮影してしまいました。(フラッシュは禁止です)

最近は物忘れが激しいので、忘れないうちに綴っておきます。

最初に出迎えてくれたのは、
ピエール・ボナールの「薔薇色のローブを着た女」ナビ派でした。
(制作年度1918)

IMG_20200705_103521.jpg


詳細説明は、所蔵品検索システムで作品名等で検索すると、「詳細」から説明が見られます。

以下()内は制作年度です。





1.ロココ様式

室内は豪華でシャンデリアが飾られていました。

IMG_20200705_103538.jpg


IMG_20200705_103622.jpg

「犬と遊ぶ子供」ジャン・バティスト クルーズ(1767頃)
とても子供の表情が愛らしくて、タッチも繊細でお気に入りの一枚です。


「野営」ジャン・バティスト・ジョセフ パテル 「行軍」とペア

IMG_20200705_103855.jpg
左側では鍋が火にかけられています。子どもも一緒ですね。


「行軍」ジャン・バティスト・ジョセフ パテル 「野営」とペア

IMG_20200705_103932.jpg


次の作品は小品ですが、展示が素敵です。

IMG_20200705_104029.jpg


「兎と獲物袋」ジャン・バティスト・シメオン シャルダン(1736)

IMG_20200705_104055.jpg
可愛い兎と思ったら、獲物にされていました。
ベルトを右下に伸ばす演出で三角形のバランスをとっているそうです。


「からかい」ニコラ・ランクレ(1736)

IMG_20200705_104140.jpg
若い娘が麦の穂で眠っている男性の顔をくすぐっています。
この絵はルイ15世の王妃マリー・レグザンスカの個室に飾られたそうです。


「アウロラとケファロス」フランソワ ブーシェ(1745)

IMG_20200705_104334.jpg
この絵は天井近くまである大作。
ルイ15世の公妾ポンパドール夫人はブーシェのパトロンとなったそうです。

「狩りの衣を着たマイイ伯爵夫人」ジャン=・マルク・ナティエ(1743)

IMG_20200705_104522.jpg


「ジャッソ夫人とふたりの子供」ニコラ・ド ラルジエール(1707)

IMG_20200705_104622.jpg
髪の毛の柔らかさが、触りたくなってしまいます。


「恋文」フランソワ ブーシェ(1745)

IMG_20200705_104824.jpg
音声ガイドがなかったら、この少女が羊飼いだとは分かりませんでした。
木の陰に隠れて覗いている少年が手紙の送り主だということも。
タイトルはちゃんと読まないといけませんね。


「果物と野菜の静物」ジャン・バティスト ウードリー(1727)

IMG_20200705_104907.jpg
この絵も気に入った作品の一つです。


IMG_20200705_105710.jpg
シャンデリアが優しく作品を照らしています。
木の床は足音が響きます。(スリッパの貸し出しもあるそうです)

「リラを弾く女性」エリザベト ヴィシェ・ルブラン(1804)

IMG_20200705_105059.jpg
女性的な絵だなと思ったら、作家は女性でした。
この時代の女性画家は珍しいですね。
頭に月桂冠を模したヘアバンドをしているそうです。


「エカチェリーナ・フェオドロヴナ・ドルゴロウキー皇女」エリザベト ヴィジェ・ルブラン(1797頃)

IMG_20200705_105228.jpg

「彼女の顔つき、特に横顔は、少しユダヤ風のところのあるギリシャ風。
長くてゆるやかな栗色の髪の毛が肩にかかっている。
素晴らしく均整がとれていて、一片の気取りもない、気品と優美さに包まれている」
と彼女の異国風の美に感動したことを、ルブランは1835年に出版した回顧録に記しています
本のページが印象的でした。楽譜には何の音楽なのでしょうか?


「メレビル庭園の眺め」ユベール ロベール(不詳)

IMG_20200705_105407.jpg

この景色が人工的に配置されたものとは‼
初期の英国式庭園ですべて計算されたものだそうです。


「キューピットのささやき」ジャン・オレノフ・ラゴナール(1776-77)

IMG_20200705_105521.jpg

こちらはヘアバンドではなく、月桂冠を被っています。
音声ガイドを聞いて知りました。


「シュビラと黄金の小枝」
ウジェーヌ・ドラクロワ(1838)
ロマン主義

IMG_20200705_105930.jpg



2.自然主義


「波、夕暮れにうねる海」ギュスターブ クールベ(1869)

IMG_20200705_110336.jpg
「富岳三十六景」が思わず目に浮かんでしまいます。



3.印象主義

「果物Ⅲ」ピエール・オーギュスト ルノワール(不詳)

IMG_20200705_110223.jpg
いかにもルノワールですね。

テラコッタ
「母の愛、あるいは息子ピエールに授乳するルノワール夫人」
ピエール・オーギュスト ルノワール

IMG_20200705_110237.jpg


「ルーアンの波止場・夕日」カミーユ ピサロ(1896)

IMG_20200705_110436.jpg


「サン=マメのロワン運河」 アルフレッド シスレー(1885)

IMG_20200705_110837.jpg


「アムステルダムの港」クロード モネ(1874)

IMG_20200705_111111.jpg



4.ナビ派

「書斎にて」エドゥアール ヴュイヤール(1927-28)

IMG_20200705_111214.jpg


「ブルターニュのアンヌ女公への礼賛」ルイ・ポールアンリ セリュジエ(1922)

IMG_20200705_111539.jpg


「聖母月-あるいは春の風景の中の聖母」モーリス ドニ(1907)

IMG_20200705_110647.jpg



オウィディウスの『変身物語』オーギュスト・ロダン(不詳)

IMG_20200705_110744.jpg

よく見ると、どちらも女性です。
どういう状況なのか、不思議な作品です。
「変身物語」はスイセンになる話ぐらいしか知りません。
一度読んでみたいです。



5.エコールド・パリ

「椅子に座る女」ジュールズ パスキン(1935)

IMG_20200705_112030.jpg


「ポール・アレクサンドル博士の肖像」アメディオ モディリアーニ(1909)

IMG_20200705_111852.jpg

顔が長いと思ったらやはりモディリアーニ。
この博士は彼のパトロンでもありました。

彼が死んだ1920年1月24日。
その2日後、妊娠8ヶ月であった妻ジャンヌ・エビュテルは投身自殺を図りました。
貧困、麻薬、アルコール、周囲の無理解と、悲劇の作家としてのイメージがつきまとわられがちなモディリアーニですが、博士は、彼の死後、次のような言葉を残しています。
「モディリアーニの真の顔は、彼について詳細に語られるくだらない噂話のなかではなく、彼の作品のなかにこそあるのです。」

「マルカデ通り」モーリス ユトリロ(1911)

IMG_20200705_111945.jpg


「サンノワの風車」モーリス ユトリロ(1910)

IMG_20200705_111821.jpg



6.野獣派(フォーヴィズム)


「アジサイとカラー」キース・ヴァンドゲン(1930)
素敵な作品だったのに撮影禁止。
感動した作品もタイトルすら覚えられず、記憶から消えていきます。


「画帳のある静物」アンドレ・ドラン(1914)

IMG_20200705_111432.jpg


「プロヴァンス地方の村」アンドレ・ドラン(1930)

IMG_20200705_111420.jpg


「オーの風景」アンドレ・ドラン(1939)

IMG_20200705_111447.jpg


「黄色い背景の裸婦」ラゥール・デュフィ(1930)

IMG_20200705_112717.jpg



7.エコールド・パリ以降

「3人の若い女」マリー ローランサン(1935)

IMG_20200705_112735.jpg


「雉と鴨」モーイズ キスリング(1935)

IMG_20200705_112100.jpg


「ミモザとヒヤシンス」モーイズ キスリング(1946)

IMG_20200705_112113.jpg


これで、5階の絵画展示フロアは終わりです。
4階のアール・ヌーヴォーも素晴らしかったです。




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント